スプーンできるまで。

今週のうえざと木工のブログは、

『木製スプーンができるまで』です。

少々長くなりますが、最後まで見て下さいね~

スプーンって言っても色々な形がありますが、
今回作ったのがこのスプーンです。

浅めのスプーンです。

このスプーンがどうできていくのか工程をお見せしますね。

まず、いつもの3次元CAD『Rhinoceros』でモデリングです。



それから、このデータを、HOMAGのwoodWOPにインポートします。
スプーンの端に繋ぎを作っておきます。両面加工をする為に必要になります。
色々やりかたがあるかと思いますが今回はこのやり方でやってみました。

加工データを入れたのがこんな感じです。
この線は、自動計算されたツール軌道を表示してます。
ツール軌道=(刃物の動き方の表示)

次は、シュミレーションで実際の出来上がりの確認です。
端の繋ぎの部分は両面加工終了時にチップソーでカットします。

いよいよ本番加工です。

機械はHOMAGの『Venture115M』
使用材料:タモ材(サイズ350×45×20)
機械のセッティングはこんな感じです。
両端をクランプで固定して両面を加工します。

いざ、加工へ!!

まずは、粗削りから。
スプーンの裏面から加工しました。


次は、ボールエンドで仕上げていきます。
※まだ裏面の加工です。。

裏面完成がこちらです。

スプーンっぽくなってきましたね。

次は、表の加工!

スプーンの反り感を出しつつ。

反り感を。。
そり感を出し。。
剃り感を出しつつ。。。ん?


ん!?


お!


おおお!!



加工中にMr.J.Tが。。
話しかけてきたけど。。。
って何かおかしいぞ!!!
ちょっと待て!!
なんじゃその顔は!?






※※プライバシー保護の為加工してあります※※

まゆ毛―は!?!?

     本人『コロナ自粛のせいで。。。』
     本人『剃っちゃいました~!!(笑)』
     本人『これでも剃ったの約2週間まえですよ~』
     本人『なかなか生えなくて。。。』
     本人『大丈夫です!!朝はちゃんと書いてきてます。。(笑)』
     本人『だけど、すぐ汗で消えちゃうんですよね。。。(^^ゞ』
     俺 『・・・。』



やっぱコロナは恐ろしいですね~

皆さん、まねしないように。。
まゆ毛ーはなかなか生えてきませんよ。。
うえざと木工にはたまにこうやって
アフォーになる方がいるんですよね(^◇^;)



仕切り直して。。本題へ。。
次は、くぼみの加工です。


上から見るとこんな感じ
スリムで良いラインでしょ(*^▽^*)

これでやっと両面加工終了!!

最後に、両端をチップソーでカットします。
両端切り落としたら、

やっと完成!?

いや、、、まだです。。
あともう少し。。
繋ぎ部分の出っ張りを処理しなくてはいけないのです。。
ってことで、ここの加工用にジグを作りました!
スプーンと同じ曲線に加工して
そして、本体をジグにセット
そのまま加工したらぶっ飛ぶのでバイスで固定

因みに、出っ張り加工用データはこちら
バイスに当ったら終わりだね。。(^_^;)
無事になんとか加工できた。

これでやっと完成!!

後は、ペーパーで仕上げて塗装したら本当の完成です!

うえざと木工自社ブランド『KATARIGI』では
これを、島材で作ってます。
興味がある方は、是非、ショップに遊びに来てくださいね~

今回の『スプーンができるまで』はここまでです。
ほんとに長くなってしまいましたね。。。
最後までお読み頂きありがとうございましたm(__)m

今回の出演

3DCADソフト『Rhinoceros』
HOMAGのwoodWOP7
タモ材(サイズ350×45×20)
HOMAGの『Venture115M』
HOMAGのコンソール用クランプ2組
16Φラフィングビット
16Φストレートビット
12Φボールエンド
350Φチップソー
L型バイス
Mr.J.T=田◯潤42才
※※プライバシー保護の為、名前の澤は◯に変更して表示してあります※※

以上。


今回のブログはケンタがお送り致しました。
次週は、浜崎さんです。
お楽しみに〜(^-^)/







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